昨年第95回と第97回の全国高校大会の覇者!
そして現在青森県大会22連覇中の青森山田高校とその王者青森山田高校に2年連続決勝で敗れている野辺地西高校が、3度目となる全国大会の切符をかけ、強風吹き荒れ時折雪がちらつく荒天の中、両チームが激突しました!
■試合結果
【前半】青森山田0-0八戸学院野辺地西
【後半】 0-0
【延長戦】 0-0
【PK戦】 4-2
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青森山田高校がPK戦までもつれた接戦を制し23連覇を達成!
青森山田高校の皆さんおめでとうございます!
選手権大会でもご活躍を期待しています!
絶対王者の青森山田高校
青森県青森市にある青森山田高校の名前はサッカー好きでなくとも一度は聞いたことがあるでしょう!
全国大会の常連校として君臨して20年以上も青森県では敵なしの状態が続いていました。
全国から青森山田高校でサッカーがしたいと集まり部員数は2019年時点で185名と選手層が厚いことも有名で、たくさんのプロで活躍するサッカー選手を輩出していることで有名な学校です。
青森山田高校の決勝までの戦歴
【3回戦】8-0(三本木農業高校)
【準決勝】8-0(弘前実業高校)
有名すぎる青森山田高校のサッカーOB選手
青森山田高校出身でプロのサッカー選手となっている人は50名を超えています。
サッカー界になくてはない学校ですがその中でも有名なのが2019年現在スペインリーグヘタフェに所属している日本代表の司令塔柴崎岳選手ではないでしょうか?
青森山田高校には他県からのサッカー留学に来ている生徒も多い中、柴崎岳選手は青森県野辺地町出身ということで、サッカーで柴崎選手を育てた青森山田と柴崎選手を生んだ(生まれた?)野辺地町に所在する野辺地西高校が激突するのは感慨深いものがあるかもしれません。
青森山田の注目選手
今大会青森山田高校で注目されている選手をご紹介したいと思います。
きっとこの先もJリーグや日本代表で見かけることもあると思うのでぜひ覚えておいてください
武田英寿選手(3年)
昨年度全国制覇した青森山田高校で二年生ながら全試合に出場する「全国優勝を知る男」今大会はエースナンバーの10番を背負ってキャプテンとして出場しています。
またその実力は日本高校選抜やU-18日本代表にも選ばれていて卒業後はJ1強豪チームの浦和レッドダイヤモンズ通称浦和レッズに入団が内定しています。
左足から繰り出される持ち味の制度の高いシュートやスルーパスは超高校級!攻撃の起点となりチームをけん引しています。
藤原優大選手(2年生)
レギュラー争いが熾烈な青森山田高校で2年生ながらレギュラーを獲得している藤原選手。U-15、U-17で日本代表の経験をもち将来が有望視されています。
藤原選手の一番の特徴は180㎝ある身長とフィジカルの強さを生かしたディフェンスで相手攻撃の芽を摘むところです。
また、高身長ながら足元の技術が非常に高く後方からの攻撃の起点となったり、セットプレーでも得点が可能な核となる選手です。
まだ二年生ということで昨年の武田選手同様これからの活躍が非常に楽しみな選手ですね!
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今年こそは牙城を崩す!挑戦者八戸学院野辺地西高校
一方青森山田高校一強と言われ続ける青森県でここ数年メキメキと実力を続けてきたのが八戸学院野辺地西高校です。
これまでの青森県の高校サッカーの勢力図は野球でも有名な姉妹校の八戸学院光星高校が青森山田高校と決勝で激突するというのが通例でした。
しかし過去三年は野辺地西高校が青森山田と決勝で当たっていて青森県の強豪チームとして成長してきました。
三年前の決勝戦では0-8と大きく水をあけられましたが昨年の青森県大会決勝では1-2と惜敗でその実力差は埋まってきており今年こそは青森山田高校の一強時代の終焉か!?と青森県高校サッカー界はざわついていました。
今年こそは「打倒青森山田」を実現できるかが青森県大会の見どころとなっていました。
野辺地西高校の決勝戦までの戦歴
【2回戦】2-0(東奥義塾)
【3回戦】4-0(八戸工大一)
【準決勝】2-0(八戸学院光星)
人間形成こそが大切!三上監督の指導方針
野辺地西高校を率いて15年となる三上監督の指導方針は「何か一つに特化するのではなく、全てをバランスよくできるようになろう」というもの。
サッカーの技術を上げることはもちろんだが、これからの人生を考えプレーヤーとしてだけではなく一人の人間として成長してほしいという指導方針のあらわれのようです。
地元ヴァンラーレ八戸(J3)所属の野辺地西高校OB
昨年青森県にも念願のJ3チームのヴァンラーレ八戸が誕生しました!
青森県初のJチームに所属するFWの阿部稜選手は野辺地西高校の卒業生として選手たちの目標となっています。
野辺地西高校注目の選手
花田翔選手(3年)
守備の要として174㎝の68㎏と細身で決して恵まれた体型ではないが、スピードやジャンプ力など身体能力が非常に高い。
キャプテンとしてチームをけん引しその存在感は野辺地西高校の精神的支えになっていることは間違いないです。
決勝戦を観戦しての感想
ボールキープ率は王者青森山田が個々能力の高さから野辺地西ゴールに迫るという展開が続きましたが、ディフェンダー宍戸やキーパー鈴木の好セーブもあり前半後半そして延長戦も無得点に抑えます。
決定的なチャンスをものにできかった青森山田高校はPK戦では青森山田キーパー佐藤が野辺地西の一人目をストップ。
その後も得点を続けた青森山田がPK戦4-2で全国の切符を手にしました。
Jリーグ内定のスター選手ぞろいの青森山田に対し食らいつく野辺地西との試合でしたがその実力差は確実に埋まっていると感じました。
来年の24連覇を阻止し青森山田一強時代が終わり青森県の勢力図が変わるかもしれません。
勝利した青森山田高校には青森県の期待を背負って二年連続の選手権での優勝を目指して頑張ってほしいと思います!
がんばれ青森山田!!!
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